
注文住宅はこだわりを全部聞いてくれる業者にしよう
既存の住宅を購入するのではなく、一から自分たちの家を建てるといった内容が人気の注文住宅ですが、実際に建てた方のすべてが満足しているわけではないようです。
それはいったいなぜかというと、注文住宅を建てる際にこだわりをちゃんと聞いてもらえなかったから。自身が望んでいることをうまく伝えられなかったり、リクエストを注文住宅業者にしっかり聞いてもらえなかった等の理由で、いろいろ妥協をしてしまう方が非常に多いのです。
「せっかく注文住宅を建てるのだから、こだわりは全部聞いてもらいたい!」今回は、そんなあなたがしっかり望み通りの家を建てるためのポイント、コツについてまとめてみました。
こだわりを聞いてもらう必要があるの!?
そもそも、なぜこだわりについてしっかり注文住宅業者に聞いてもらう必要があるのでしょうか。相手はプロなのですから、一から全部任せてしまっても問題がないように思えます。
しかし、実のところ中mん住宅業者側もユーザーからどんどん意見を言ってほしいと考えています。注文住宅業者はお金だけではなく、ユーザーの満足も望んでいるからです。完成した注文住宅の出来栄えに満足してくれ、知り合いなどに口コミを広げてくれるのを期待しています。だから、せっかく作ったのに不満が残るようでは困るのです。
また、ユーザー側にとっても、家づくりのだわりを通すことは重要です。こだわりというのは、すなわち自身の理想をまとめたヴィジョン。せっかく数千万もお金を出して家を建てるのですから、ヴィジョンをできる限り反映させてもらわなければ、心なしか不満が残ってしまいます。真の満足を得るために、こだわりを聞いてもらうことは大事なのです。
注文住宅の自由度は?
注文住宅には「セミオーダー」と「フルオーダー」のふたつの形式がありますが、こだわりをしっかり反映してもらうならば、どちらがよいのでしょうか。
結論を言えば、フルオーダーがよいでしょう。セミオーダー形式ではあ留程度デザインや間取りが決まってしまっているので、どうしても自分の思い通りにできないといったことがあります。その点フルオーダーであれば、細かい材質まで要望を通すことができますから、こだわりにこだわりぬいた、本当の意味で世界にひとつだけの注文住宅を作ることも可能なのです。
ただしその分、費用は多めにかかってしまいますので、事前の準備はしっかりしておきましょう。
大手ハウスメーカーかと地元工務店どっちがいい?
また、こだわりをよく聞いてくれるのは、大手ハウスメーカーか地元工務店のどちらなのでしょうか。
活動している規模が大きい分、大手ハウスメーカーの方が一見融通が利きそうに思えますが、必ずしもそうではありません。むしろ、提供されているサービスがパッケージ化された大手ハウスメーカーは、ユーザーからの細かい要望に応えづらくなっているので、それほどこだわりを聞いてもらえないことも多いのです。
話をよく反映してくれるという点では、地元工務店の方に分があるといってよいでしょう。活動範囲が狭い分小回りが利くので、細かな要望に対しても的確に対応してくれます。責任者に話を通しやすいという点でも有利でしょう。
自分のこだわりをうまく伝える方法
最後に、自分が望んでいるこだわりを伝えるために、どのようなことを行えばいいのかを説明いたしましょう。
もっとも大事なのは、自分が注文住宅に何を望んでいて、そのために注文住宅業者にどのようなことをしてほしいかを言葉に出して言えるようにしておくことです。注文住宅建設において多くの方がこだわれない原因のひとつとして、要望を明確に伝えることができていない点があります。はっきり何をして欲しいか自分でも理解して欲しいので、業者にうまく伝えることができないのです。
そのためには、注文住宅に関する書籍をある程度読み、最低限の知識を備えておきましょう。知識は要望を明確化するための助けとなってくれます。家づくりのことが理解できれば、こだわりをどのように伝えるべきかということも、おのずと分かってくるはずです。注文住宅希望者向けの書籍は書店などで販売されていますので、一度手にとってみてください。