
マイホームに長く住み続けるためのお手入れ
せっかく注文住宅を手に入れたにも関わらず、わずか数年でそれを手放さなければならなくなってしまうという方が少なくないようです。
そうなってしまう原因のひとつというのが、マイホームの手入れを怠ってしまい、急速に劣化が進んでしまったというもの。家というのはちゃんとお世話をしてあげないと、急速にダメになってしまうようですね。
この記事ではマイホームに長く暮らすための、さまざまなお手入れ方について紹介しています。
床のお手入れ
まず最初に紹介するのは、必ず歩かなければならない床のお手入れです。人間が通る場所というのは傷みやすく、汚れがち。だからしっかりケアしなければなりません。床というのは大きく分けてフローリング、畳、カーペットの3つの種類があります。それぞれに合った方法でお手入れを行っていきましょう。
フローリングの場合は、中性あるいは弱アルカリ性の性質を持つ洗剤を使い、モップクリーナーや雑巾などを使って汚れをとるようにします。その際水で床がふやけてしまわないよう、雑巾は必ずかたく絞って水気をとるようにしましょう。
畳の場合はその材質上、水拭きができません。しかしホコリが隙間などにたまりやすくなっているので、ほうきや掃除機による入念な清掃が必要となってきます。また、湿気や虫、カビなどによる被害を防ぐために、定期的に日干しをしなければなりません。
カーペットやじゅうたんをしいている場合は、掃除機での清掃が必須です。また、匂いがしみこみやすく、残りやすいという特徴もあるため、中性洗剤で拭き取りを行うようにしましょう。それに加えて換気をよくし、嫌な空気が残らないようにするといったことも大事です。
壁のお手入れ
次は目につきやすい壁の汚れについてです。こちらもビニルクロスや板、布クロスなどさまざまな材質があるので、それに合った方法でのケアが必須となります。
まず、布クロスの場合、やっかいなのはホコリです。壁はその位置的な問題から、どうしてもホコリが多くつきやすいので、しっかり取らなければなりません。掃除機ではちょっと掃除が大変なので、市販の特殊なクリーナーを用いた方が効率的と言えるでしょう。また、シミついた汚れについては、中性洗剤を布にしみこませ、ポンポンと叩くようになじませて取っていきましょう。
板ばりの壁については、かたい素材の掃除用具では木目を傷つけてしまうおそれがあるので、やわらかい布を使うようにしましょう。汚れがしつこい場合には、洗剤をしみこませて水分を落とした布で拭くようにしてください。
ビニルクロスの壁の場合ですが、しばしば表面に汚れがついてしまうので、モップやはたきなどでこれを定期的に落とすようにしてください。落ちにくい汚れについては、ぬるま湯に洗剤をふくませた布を使いましょう。ビニルクロスは表面に壁が発生することもあるので、その場合はハケなどで削り取るなどしてください。
キッチンのお手入れ
毎日料理を作るために必ず使うキッチンは、さまざまなところに汚れがたまってしまいがち。だから、入念な清掃が必要です。
キッチンの中でももっとも汚れやすいのは、食べカスや破片を流す排水溝。裏にはたくさんの汚れがたまっています。ここでは市販されているパイプ用の洗剤を使います。これをブラシにつけ、入念に磨いてください。しっかり掃除しなければ、臭いの原因となってしまいます。
べっとりした汚れがつきがちなコンロ周りの汚れは、少々手間がかかります。枠の周りの取り外せる部分はお湯にぬらしたふきんで清掃するようにし、こびりついた汚れは台所用洗剤をしみこませて取るようにしてください。しかし、なるべく汚れがこびりつく前に、定期的な清掃を行うようにしてください。コンロ周りの壁にも要注意です。
変色した部分は時間が経過するととれなくなってしまうことがあるので、台所洗剤による清掃を欠かさないようにしてください。